Smile Magazine

使用済紙カップをエプロンに!
資源循環型イベントを掲げる展示会内でのアップサイクルを実現

2月27日より開催した業務用展示商談会「UCC Smile Festa 2024」において、昨年会場で回収した使用済紙カップを資源としてアップサイクルし、スタッフが着用するエプロンを製作しました!

目次

取り組みの背景

「UCC Smile Festa」では “資源循環型イベントの実現” を掲げ、来場者の事前予約数に基づく試飲試食量の調整やごみの分別徹底、リサイクル可能な造作用部材の活用など、さまざまな廃棄物の削減施策を行っています。
昨年の『UCC Smile Festa 2023「環境報告書」を公開!』記事はこちら

この度新たに実現したのは、これまでの減らす取り組みに加え、燃やすごみとして熱回収に回していた廃棄物の一部を資源として活用し「UCC Smile Festa」の中で使うものに循環させるアップサイクルの取り組みです。

資源としたのは2023年の展示会会場で回収した使用済紙カップ。日本製紙グループ 日本紙通商株式会社さまと出逢い、回収・洗浄の実証実験段階からご一緒に取り組みを進め、1年がかりのプロジェクトとして使用済紙カップをその古紙入り紙糸を用いた布製エプロンに生まれ変わらせることができました。

「UCC Smile Festa 2024」でいただいたお声

来場されたお客さまからは、取り組みに対する「すばらしい」とのお声やエプロンに対する「かわいい」「お店でも使用したい」との反応を多数いただきました。

お客さまをアテンドする社員にとっても、自らお客さまにご紹介することでこの取り組みへの理解が深まったり、自社/自グループの取り組みに誇りが持てたりする機会につながったように感じています。

今後に向けた挑戦と想いについて

「UCC Smile Festa」で掲げている“資源循環”は、飲食に携わる私共のお客さまにとっても課題となっています。2023年の展示会会場にて使用済紙カップを試験的に回収・洗浄したことで、そこにかかる手間を把握でき、飲食店やホテルなど私共のお客さま側にて実施される際のオペレーションイメージをもつことができました。

手間もコストもかかりがちな資源循環に、付加価値を高めるアップサイクルを取り入れることで、経済合理性のある持続可能な取り組みに発展させられる可能性があると感じます。

この度の新たな挑戦にて日本紙通商さまと共創させていただき得られた知見を、自社/自グループだけでなくお客さまも含めた飲食業界での資源循環の課題解決につなげるべく、今後もステークホルダーのみなさまと協働し挑戦を続けてまいります。

写真:日本紙通商の主担当 露木さん(左)と UCC Smile Festa 2024 東京会場にて

(UCCコーヒープロフェッショナル 販売企画本部 村尾 香織)